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2023.12.20
洗車の頻度は? 洗車機それとも手洗い?
カーケアの基本といえば洗車です。車を所有される多くの方が経験される作業だと思います。
にもかかわらず、イベントでお会いする皆様から、洗車の頻度やそのタイミング、方法などについてご質問を頂く事が度々あります。
私はその方の駐車環境(洗車できる場所の有無、洗車場までの距離)やその他の条件(時間の有無、カーケアに対して許容できるコスト)によって形は様々だと考えていますので、その都度お話をお聞きして、個々にベストなご提案をさせていただく事が多いのですが、実際の皆様の洗車事情はどんなだろう?と気になり調べてみる事にしました。
新たにカーオーナーとなったユーザー様がカーケアをイメージする上でもマジョリティを知っておく事に損はないと思いますので、お時間があれば是非ご一読ください。
頻度
実際に洗車頻度に関する調査を行い、公表している資料がありました。
年間3回~ 6回 : 37%
年間7回~12回 : 23%
合計すると60%の方が最低でも4ヶ月に一度の頻度で洗車を行っています。
【GfK Japan】様調査資料より
タイミング
そしてその洗車のタイミングに関しては以下です。
車の汚れが目立った時 : 74%
汚れに関係なく定期的に洗車を行う : 26%
カーケアの内容
更に、そのカーケアの内容に関しても調査結果がありました。
シャンプーを使用 : 41.9%
水洗いのみ : 30%
水拭きだけ : 4.0%
ワックスやコーティングまで行う : 22.3%。
【くるまのニュース】様調査資料より
出来るだけ手間はかけたくない。という傾向が見えてきます。
洗車機?又は手洗い?
上記の調査結果から洗車機派が多いのだろうなと考えたのですが、確認できた調査結果は予想に反したものでした。
『手洗い洗車派が60~70%』
『洗車機利用派が25~30%』
洗車のマジョリティは嫌々ながらの手洗洗車
手間をかけたくないけど、でも手洗い洗車はする。
面白い結果ですが、これが洗車の本音という事になります。
何故でしょう?
手洗い洗車をする理由はまさに手洗洗車のメリットそのものでした。
『コストパフォーマンスが高い』
『自分の好きなように汚れを落とす事が出来る』
『自分で洗える』
洗車機を利用する理由も想像通りです。
『自分で洗車する手間が省ける』
『時間を節約したい』
そして【手間をかけたくないけど、でも手洗い洗車はする】理由としては、やはり不安要素が大きかったようです。
『車に傷がつきそう』
『細部まで洗浄できない』
洗車機に対するイメージって昔のままなんですね。。。。
洗車機も手洗い洗車も、どちらもそのリスクは同等。
車を所有したてのユーザー様にとって、とても興味深いのではないでしょうか。
私は、その時の状況で躊躇なく洗車機を活用します。
カーケア用品を販売する私が『洗車機を使いますよ!』というと驚かれます。それは恐らく
洗車機を使う。
↓
塗装面が傷ついても良いと思ってる。
↓
車を大切にしていない。
という印象なんでしょうか。。
でもそれは本当にただのイメージだと思います。
私が知る限り、現在の洗車機は高性能ですし、洗車リスクに対しての配慮が凄いです。
ブラシの素材も進歩していますし、センシング技術というんでしょうか?
車の形状に合わせて洗車機が考えて、ブラシと車体の位置関係を調整してますよね!
そして何よりも、開発されている企業様が本当に洗車に詳しいんだなぁと感心してしまいます。
洗車機も手洗いも洗車のポイントを押さえていることが大切なんです。
そうすれば、磨き傷のリスクは格段に下がり安全な洗車が出来ます。
下記にご説明します。
洗車のポイントも再確認できます! そう思って読んでみてください。
①洗車ブラシによる磨き傷への対策
洗車機の回転するブラシは、軽量なスポンジや不織布が採用されていて、どちらも大変柔軟性が高いので、塗装面に圧を掛けずに優しく洗う事ができます。これはもうスポンジを使った手洗い洗車となんら変わりは有りません。
逆に手洗い洗車の方が、『あれ?ここ汚れが取れないな。。。』ゴシゴシ!!という感じにスポンジを塗装面に押し当てすぎている方をよく見ます。洗い残ししたくないのでしょう。ただでさえ泡とスポンジで塗装面の汚れが確認し辛い状況なのに力を入れて塗装面を擦っている事になります。いくら洗剤を使っているとは言え、これはもう確実に磨き傷が増えてしまいます。。。
まさにカーシャンプーで手洗い洗車しているから大丈夫という過信からくるリスクです。
大切にしているというお車が磨き傷でいっぱいというケースはほぼ、このパターンです。
カーケアは絶対に力を入れない。これは大切なポイントです。
②汚れたまま洗うリスクへの対策
洗車機は汚れた状態のまま回転ブラシで擦るから心配という声も聞きますが、これは洗車機の洗車工程をよく観察したら、そんな心配は無用だと気付きます。最初に高圧のお水がボディー全体に噴射されます。これによって磨き傷に繋がる汚れを洗い流す予洗いがされています。その後にシャンプーがかけられ、そして洗車機の回転ブラシによる洗車が始まります。予洗いによって、磨き傷のリスクは大きく減らせています。
洗車前に車体にお水をかける作業は、シャンプーを泡立ちやすくするために濡らしている訳ではありません。これを理解できていないと手洗い洗車の方が磨き傷のリスクが高くなってしまいます。
作業に入る前に、洗い流せる汚れは洗い流しておく。これも大切です。
③洗車中に水滴が焼きついてしまうリスクへの対策
塗装面に形成される水滴跡(イオンデポジット)は雨水よりも水道水を乾燥させてしまった時の方が多く形成されます。ですので、洗車中は乾かさず、又すすぎ後も水滴を出来る限り早く拭き取る事が大切です。
洗車機はわずかな時間で洗車を終えられるため、まず洗車中に乾燥する事はありませんし、洗車工程の最後にはボディーに残っているお水を風圧で吹き飛ばしてくれます。ほとんど水は残りません。
手洗い洗車の場合はというと、そんな事は出来ませんので、塗装面の温度が上昇し辛い早朝に洗車をするか、温度が上昇してしまう場合はパネル毎に洗ってすすぎ、そしてこまめに残った水滴を拭き取る必要があります。工夫するしかありません。
洗車中に乾かさない。大切です!
このポイントをサポートできる製品もありますので後ほどご紹介します!
いかがでしょう。
洗車のポイントさえ押さえていれば、手洗い洗車も洗車機洗車は関係なく安全です。
ですので時間が取れない時や、塗装面が熱くなる時期に、洗車を先延ばしするぐらいなら、
洗車機を活用して、お車を綺麗に維持していた方がメリットは大きいと思います。
下記にもう一度、手洗い洗車時のポイントをまとめました。ご参考になれば幸いです。
手洗い洗車のポイント
①塗装面の温度が上がらない時間に洗車。その時間に洗車できない場合はパネル毎に洗車。
②先ず車全体を十分な水量のお水ですすぎます。落とせる砂塵汚れを洗い流しましょう。
③洗車の順番は【上から下】【前から後ろ】自動車は下部に行くほど、汚れが酷くなります。同様に後部も気流の巻き上げにより汚れの付着が酷くなります。スポンジが汚れ、そしてバケツに入れたカーシャンプーも汚れてしまった経験はありませんか?酷く汚れた箇所は最後に洗うという洗車の進め方でスポンジとバケツに入ったカーシャンプーを可能な限り綺麗な状態に維持しましょう。汚れは細かな砂塵です。つまり傷の元です。
④絶対に力を入れて塗装面を擦らない。スポンジは添える程度の力加減で持つ。
⑤すすぎが終わったらなるべく早く水滴を拭き取ってください。
手洗い洗車の意味
洗車機は本当に便利です。もう洗車機だけで良いかもと思う事もあります。ただ手洗い洗車には重要な意味があります。塗装のチップや水滴跡、クリアの僅かな劣化点、鉄粉によるザラツキ、樹脂部品の白化など、早く対処すべき変化にいち早く気づけます。
これらは長く放置すると、取り返しがつかない劣化に繋がります。愛車の綺麗を維持する為に必要なメンテナンスを気づかせてくれます。そして何よりも洗車機に比べ大変経済的です。
また使用するカーシャンプーやクリーナー、コーティングによっては、先に書いた手洗い洗車のリスクや手間を減らしていく事が可能です。
私は基本毎月洗車します。
洗車のリスクを低減し効率よく作業できる製品を使いますので、面倒になる程手間も時間もかかりませんし、製品のお陰で塗面温度が上昇してしまう時間でもストレスなくカーケアができますから、空いている時間に合わせて洗車ができます。
各1本を1年~1年半ほどかけて使い切りますので、コストパフォーマンスも悪くなく、洗車機の1/3程度で済んでいます。
洗車リスクを抑える効果が高い製品を上手に組み合わせれば、
コストパフォーマンスもタイムパフォーマンスも高い洗車ができます!
JUJUカーウォシュ
①1回¥106のコストで洗車ができて、カルナバワックスまで完了します。艶はもちろんですが、水滴が乾いてしまった場合でもシャンプーに配合されたカルナバワックスが塗装面への焼付きを防いでくれます。塗装面温度が上昇しやすい時間の洗車におススメ。
②すすぎの後の水滴跡が残り辛くなる成分を配合しています。お水の中に含まれるミネラル分を中和してくれる成分により浄水洗車に近い効果がだせます。③洗剤がスポンジやウヲッシュミットの滑りを補助してくれるため、力を入れない洗車ができます。磨き傷リスクの低減に効果があります。
④泡切れが早く、すすぎ作業を早く終わせられます。特にパネル毎の作業が必要な場合の作業効率を上げられるため、作業中の乾燥リスクも低くなります。
⑤VOODOORIDEのコーティングを使用しているお車なら、すすぎの後の水の引き方は半親水状の疎水(お水がシート状に塗装面へ張り付き、端から徐々に乾いていく)になります。その結果、水玉の残る量が格段に減り、お水の拭きとりに時間が掛かってしまった場合でも、塗装面に水滴跡が残り辛くなります。
オールサーフェイス スピードディテイラー
①洗車終了後に仕上げとして使います。汚れがちゃんと洗えていない箇所へスプレーして、軽い力で拭き取るだけで除去できますので、洗車機で洗い残した汚れの除去には本当に便利です。手洗い洗車でも同様で仕上げに使う方法がおススメです。洗車中に虫の死骸やピッチタールをゴシゴシと擦って除去しなくても、後でこの製品を使って除去する方法です。配合された洗浄成分が汚れを浮かしますので、拍子抜けするほど簡単に除去できます。これで手洗い洗車中に取れない汚れをしつこくスポンジで擦って格闘する必要がなくなりトータルで作業の時短ができます。洗車中の乾燥も防げますし、力で汚れを除去する事もなくなります。結果、イオンデポジットや磨き傷を作ってしまうリスクが減らせます。
②洗車できない内装やドアを開けた際に見える部分の汚れも除去できます。仕上がりのクヲリティーが上がります。お水を使わずスプレーして拭き取るだけの作業ですので、綺麗なマイクロファイバーさえあれば作業できます。ガソリンスタンドで洗車される方は洗車後の拭き取りスペースへ移動してから、簡単なついで作業としてディテイラーを活用していただければ、短時間で車内の綺麗感が数倍アップします。(帯電防止効果もあるので、ダッシュボードやナビにホコリが付きづらくなりますよ!)ご家族や大切な方もきっと喜びますよ。
③製品を使用した箇所は汚れの除去だけでなく、コーティングまで施工できていますので次に洗車した際には汚れ落ちが格段に良くなります。この効果で次回の洗車では汚れた箇所を更に優しく擦るだけで汚れがサッと落ちるようになります。磨き傷を減らす好循環ができます。
※1~2ヶ月に一度の定期的な使用が前提です。
④目に見えない劣化原因からも愛車を守ります。
見えない劣化原因への対策の重要性はコチラ
お車はもちろん、皆様のカーライフが輝き続ける事を願い、書かせていただきました。
最後までお読みいただきまして、有難うございます!